ここから下は、遭遇した問題と、その解決方法を長々と書いています。
早く結論を知りたい人は、下のまとめまで飛ばしてください。
Virtual Boxのハードディスクサイズの変更
遭遇しなかったけど、注意すべき問題(VHDの人のみ)
問題1
VBoxManage modifyhd 仮想ディスクのファイル名 --resize 新しい大きさ(MB)
Virtual Boxのハードディスクサイズを変更するには、上のようなコマンドを、コマンドプロンプトで入力すればいい…のに、動かない。
'VBoxManage' は、内部コマンドまたは外部コマンド、 操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。
解決
バカでした。
この、VBoxManageというのは、Virtual Boxのインストールフォルダにあるのです。
それを、コマンドだと思って実行していました。(Windowsでコマンドが追加されるのは変だとは思いましたが。)
なので、下のように実行するか、
"C:\Program Files\Oracle\VirtualBox\VBoxManage.exe" modifyhd 仮想ディスクのファイル名 --resize 新しい大きさ(MB)
一度、下のコマンドを実行してからでないといけないようです。
cd C:\Program Files\Oracle\VirtualBox\
ここで成功して終わりな人もいるでしょう。
問題2
でも、僕の場合はここで終わりませんでした。
またエラーです。
VBoxManage.exe: error: Resize medium operation for this format is not implemented yet!
解決
このエラーを検索したところ、このページがヒットしました。
このエラーは、仮想ハードディスクを固定サイズで作成したのが原因のようです。
このエラーは、一度、ハードディスクをコピーすることで解決します。
コピーと言っても、ただエクスプローラなどでコピーするのではなく、clonehdという機能を使います。
下のコマンドを入力してください。
"C:Program Files\Oracle\VirtualBox\VBoxManage.exe" clonehd 元の仮想ハードディスク名 新しい仮想ハードディスク名
こうすることで、新しい元のハードディスクのデータを含んだ、「可変サイズ」の新しいハードディスクが作成されます。
これを使って、もう一度clonehdすると、成功しました。
まとめ
- “固定サイズ”の仮想ハードディスクのサイズを変えたいときは、「”C:Program Files\Oracle\VirtualBox\VBoxManage.exe” clonehd 元の仮想ハードディスク名 新しい仮想ハードディスク名」というコマンドを使って、”可変サイズ”に変えなければならない。
- “可変サイズ”の仮想ハードディスクのサイズを変えたいときは、「”C:\Program Files\Oracle\VirtualBox\VBoxManage.exe” modifyhd 仮想ディスクのファイル名 –resize 新しい大きさ(MB)」